あいのうた



やがてマルはくずれゆく

なげき もがき 苦しんで

昨日の空に見下ろされ

ドロドロ体を溶かしだす


やがてまるは歩き出す

自ら掴んだ幸せと

体に宿した星空で

明日の雲の扉へと


昨日の昨日の先の事

二つの「マる」は寄り合って

きれいなきれいな箱をとり

遠い宇宙と見つめ合う


光の先があく瞬間

モノトーンの手は語る

まるを優しく包み込む

マルとまるを引き放す


昨日という名の谷の底

嘘という名の箱達が

決まった様に暴れだす

伝えてくれと嘆きだす


マルと箱が出会う時

箱は明日を探そうと

マルを全て食い尽くし

汚く辛い希望の空に

喰い殺そうと這い上がる


白い四角と線の上

星は嘆き 夢を捨て

扉と箱は歩き出す

違う明日を語り合う